ゼブラから1月21日に発売されたデルガードシステムを搭載した多色ペン、「デルガード+2C」を購入してみたので紹介します。
この製品は数ある多色ペンの中でも珍しいシャープペン機能に注力した製品です。多色ペンは基本的にボールペンがメインでシャーペンはオプションですが、この製品は折れないシャープペンに二色のボールペンをオプションとして付属させたような製品になっています。
デルガード+2Cの良かった点
- 初めての折れないシャーペンを搭載した多色ペン
- 多色ペンながら力任せに筆記しても折れないシャープペン機能
- 濃く滑らかで書きやすいエマルジョンインクを搭載
デルガード+2Cの気になる点
- 本体が他の多色ペンと比べても大きめ
- ボールペンのノック部が小さくてノックしにくい
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今回購入した軸色はブラック。他にレッド、ブルー、ホワイトの計四色がラインナップされています。シャーペン部分はデルガードシステムを採用し、ボールペンは0.7mmのエマルジョンインクを搭載しています。
ZEBRA(ゼブラ)(2019-01-21)
デルガードシステムについて
筆記中の、あらゆる角度のどんなに強い筆圧からも折れないように芯を守ります。紙面に対し、垂直に強い筆圧が加わると、軸に内蔵されたスプリングが芯を上方向に逃し折れを防ぎます。斜めに強い筆圧が加わると、先端の金属部品が自動で出てきて芯を包み込みガードします。その二つの機構が、加わる力の角度や強さに合わせて自動で配分を調整して作動します。
出典:デルガード商品紹介ページ
この製品最大の特徴は多色ペンのシャープペンシル部分に力を加えても芯が折れないシャープペンの先駆けであるデルガード機能を搭載していることです。
それを可能にしたのが単体のデルガードの26分の1に極限まで小型化されたこのデルガードシステムです。この大きさでも三回のノックまでなら芯が折れない機能は健在で、多様なシーンでの活躍が期待できます。
デルガード+2Cの気になる点
個人的に一番気になっているのがボールペンのノック部のでっぱりが小さくてノックしにくい点です。
これは多色ペンのノック部分を目立ちにくくするすることでデルガードというシャープペンのデザインを損ねないようにおそらく意図的に設計されています。
そのためシャープペンのノック部は大きめのクリップと一体になっていてとてもノックしやすく作り込みを感じるのに対し、ボールペンをスムーズに出しづらくなってしまっているのはやはり気になります。
まとめ
デルガード+2Cは高機能シャープ搭載多色ペンの先駆け的存在で、今後他社の折れないシャープペンやクルトガといった高機能シャーペンを搭載した多色ペンが追従していくのを予感させます。
多色ペンのシャープペンをよく使う方や、新しいものが好きな方はぜひ手に取って使ってみて欲しい製品になっています。
ZEBRA(ゼブラ)(2019-01-21)